「あべのハルカス近鉄本店」開業10周年を記念して2024年10月10日(木)~14日(月・祝)まで開催される「にいがた酒の陣 OSAKA」。それに先駆け、2024年10月9日(水)に催されたメディア向け発表会では、俳優の山口智子さんがイベントの見どころを語っていただきました。

「にいがた酒の陣 OSAKA」では、89個と日本一の酒蔵数を誇る新潟県から、35の蔵元が自慢の酒を一堂に持ち寄った日本酒好き必見のイベント。
会場は、エリアごとに「上越」「中越」「下越」「佐渡」の4つに分かれ、新潟市からも日本酒蔵7蔵と、味噌蔵2蔵、計9蔵が参加しました。
各蔵元のブースごとに蔵人が在中しているため、日本酒の特性や試飲、ワークショップなどのさまざまなコミュニケーションを取りながら味わえるところも魅力です。
例えば新潟市の「笹祝酒造」で販売されている「祝吹イエローラベル」は、すっきりとしたスパーリングの日本酒。クリーミーな甘みを感じるものの、口当たりがさっぱりしていて飲みやすい印象でした。見た目も可愛いので、手土産やお祝い事の贈り物にもぴったり。
会場にはカウンター形式の日本酒バー「スナックニイガタ」が登場! お店に在中するママは、日本酒専門の飲食店として人気の「ぽんしゅがある(新潟市中央区)」を経営する、上村桃代さん。

メディア向けイベントでは、女優の山口智子さんが「スナックニイガタ」に登場し、「株式会社ネルニード」の遠藤さんや「近鉄百貨店」本店長の北村さんを交えて新潟の魅力を教えていただきました。
ー 実際に会場を回ってみてどんな印象を持ちましたか?
山口:
新潟といえば、米所が多いんだろうなという漠然としたイメージでしたが、今日会場へ来て見ると、地域によっては闘牛が盛んだったり、緑色の温泉があったり。お話を聞くだけで見えてくる新潟の魅力が素敵でファンになりました。食やお酒はもちろん、工芸品の職人技にも触れてものづくりに対する熱い想いにも感動しました。
ー 日本酒は結構飲まれますか?
山口:
今年、友人の中田英寿さんが主宰する六本木の日本酒イベントに参加して大ファンになったんです。特に昼から飲む日本酒が美味しくて!(笑)。日本酒は酔いやすいイメージがありましたが、昼から飲むと代謝がいいせいかあまり酔わず、天空の下でスーッと体に入っていく感じがいいです。
遠藤:
新潟は日本中で最も蔵元が多く、なんと89蔵あるんです。そのうちの35蔵が今回のイベントで集合しています。
山口:
すごいですね!そんなにあるのに、それぞれ異なる個性を感じることができました。

ー 日本一の酒蔵数を持つ新潟県ですが、日本酒にはどんな特徴があるんですか?
吉村:
新潟県にある蔵元は、どこかに集中しているわけでなく「上越」「中越」「下越」「佐渡」の4つのエリアにまんべんなく散らばっています。そのため、辛口もあれば甘口もあり、全く蔵によって個性が異なります。また、新潟には都道府県で唯一醸造試験場と呼ばれる清酒を研究する部署を設置しており、そこでは各酒蔵の個性を伸ばすために助言や指導が行われています。さらに、新潟大学では日本酒学という分野で研究を進めているのも特徴的です。
遠藤:
日本酒に特化した学問があるなんてすごいですよね。

吉村:
現在料や醸造の仕方、最近では経済学的観点からも研究が進んでいるんです。東京やニューヨーク、東南アジアからも学びに来られていますね。ちなみに日本酒学センターに行くと、蛇口から日本酒が出る場所なんてものもあるんです(笑)。
山口:
日本の風土からできている日本酒からは、職人精神が凄く感じられますよね。
吉村:
職人精神もすごく感じられるのが日本酒の特徴で。実際に酒蔵へ行くととにかく整理整頓されているところがほとんどです。
遠藤:
僕が行った酒蔵では“一球入魂室”というここぞという酒を造るための部屋がありました! 職人精神がそれぞれ感じられるので、今回のイベントでは蔵元に直接聞いてみてほしいですね。
ー 今日山口さんに飲んでほしい日本酒は、どんな銘柄なんですか?
吉村:
こちらのお酒は、今回のイベントに集結した35の蔵元のお酒をブレンドした作った「越乃晴明」です。飲んだ人が晴れ晴れと明るい未来になるようにという想いが込められていて、各お酒の相乗効果で美味しい味わいに仕上がっています。
山口:
立体感のある味わいで、35蔵の想いがこもっています!

吉村:
それぞれいただいている酒器にもこだわりがあり、山口さんの酒器は新潟・安田で作られた瓦を使っています。わびさびの効いた渋い色が特徴で、鉄分が多く含まれていて硬いです。他にも、村上市で作られた木彫りの漆や秋葉硝子など、さまざまな酒器があり、種類によって日本酒の口当たりも変わります。
山口:
日本酒は飲むだけでなく、おつまみや酒器によって楽しみ方がたくさんありますね!
吉村:
新潟のお酒は、食中酒を目指している酒蔵さんが多いので、おつまみと一緒に飲むと美味しさが引き立つものが多いです。今回のイベントでは、ネットでは買えない酒器やおつまみなども販売されているので気軽に挑戦してほしいです。
ー ここまで日本酒や酒器を楽しまれてみていかがですか?

山口:
この会場では、日本酒を味わう楽しさとものづくりの知識を学べる楽しさが詰まっていますね。物販としてだけでなく、直接蔵元と話すことでさまざまなこだわりなんかも聞けて面白いです。
遠藤:
「スナックニイガタ」では、35蔵のお酒を自由に選んで楽しめます。また、日本酒の原材料になるお米に焦点を当て、南魚沼市の新米も販売しています。村上市の鮭を使いおにぎりも提供しているのでシメにもぴったりですよ!さらに、発酵という観点で味噌蔵「SALON85」も出店しています。こちらでは、味噌を身近に感じられる味噌作りキットも販売。お店ではワークショップも実施しているので、実際に味噌蔵の方にレクチャーしてもらいながら味噌作りを体験できます。
ー イベントを楽しんだあと新潟へ足を運んでほしいですよね!

遠藤:
季節によってお酒が変わるので、さまざまな旅の楽しみ方があります。繊細な日本酒に向き合っている酒蔵さんだからこそ、今回のイベントでこだわりに触れて実際に新潟へ訪れてみてほしいですね。
ー 山口さんも新潟を好きになりましたか?
山口:
もちろん大ファンになりましたよ! 自然と一体化して生み出している文化に感動しました。職人魂にも触れられましたし……。温泉やお祭り、花火なんかも現地にはあるそうなのでそれに合わせて日本酒を楽しみたいです。
【動画】TeNY新潟一番ニュース
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